危険な貴金属等の訪問買取

貴金属等の訪問買取とはどのようなものでしょうか?

本来の貴金属等の訪問買取は、古物商として認可されている正規の金の買取業者が、遠方の買取り希望者や、持参することが難しい大きな取引の為に、訪問をして金の買取をするものです。そのような正規の金の買取業者が貴金属の訪問買取りをする場合には、何の問題もないのですが、それ以外の訪問買取り業者による被害が続出しています。

危険な貴金属の訪問買取りとは、突然、業者が自宅に押しかけ、巧みなセールストークにより、被害者を騙して、安値で貴金属の買取をするといものです。正規の業者が訪問買取りをする場合には、あらかじめ買取りを希望する顧客側からの依頼に応じてのことですので、いきなり押しかけてくるということは絶対にありません。依頼していないのに、貴金属の訪問買取が自宅を訪れた場合には、対応しないようにしましょう。

国民生活センターに寄せられている被害相談件数は、2008年には69件であった相談数が、2010年には2,425件、2011年には4,148件と増加し続けていましたが、2012年には法改正により、2,632件となりました。それでもまだ、非常に多い被害相談数です。

国民生活センターに寄せられている被害相談の実例

  • 訪問買取業者に金のインゴットを見せたら取り上げられ、返してくれず強引に買い取られた。売るつもりはないので返して欲しい。
  • 一人暮らしの母の家を訪ねてきた業者がアクセサリーを買い取って行った。大事なものなので取り戻したいが業者の連絡先が分からない。
  • 昨日一人暮らしの実家の母を訪問したら、来週着物の買取業者が来訪するという。貴金属の買取トラブルが増えているので断りたいが、業者の連絡先が分からない。どうしたらよいか。
  • 業者が突然自宅を訪ねてきて、貴金属の売却を勧め、指輪と古いお札を買い取って行った。だまされた気がするので、指輪は返してほしい。
  • 高齢の両親2人だけの昼間、自宅へ突然貴金属の買取業者が来て母の結婚指輪まで持って行った。業者を特定できないが取り戻せないか。
  • 母が、訪問してきた貴金属買取業者に指輪とネックレスを売ったが、買い取り価格が不満なので取り戻したい。
  • 「いらない洋服があれば買い取る」という業者に家に来てもらったところ、「アクセサリーはないか」ときかれ、指輪等を売却した。業者に運転免許証のコピーを要求され渡したが、なぜ運転免許証が必要なのか。悪用されないか心配だ。
  • 数カ月前、金やプラチナを売ってほしいと自宅に業者が来た。指輪5点、ネックレス1点を売ったが、価格が安すぎ納得できない。
  • 「古い着物や洋服、そのほか古いものを買い取ります」と業者から電話があった。自宅に来てもらったが、貴金属のアクセサリーばかり買い取られた。返してほしい。

上記の内容は国民生活センターの最近の事例から引用しました。国民生活センター
手口としては、始めは、洋服や不用品の引き取りと言って話を持ち掛け、巧みに貴金属を買取りさせるように持っていくものが多いようです。

このような被害にあってしまった時の対処法

以前は、このような被害にあった場合、何の対処もできず、泣き寝入りすることになったのですが、平成25年2月21日から、クーリング・オフが、訪問購入にも適用されることになったため、法律で定められた手順に従って、期間内に対処すれば、買取されてしまった貴金属を取り返すことができるようになりました。被害にあってしまったときは、期間内に手続きをする必要がありますので、直ちに自治体の消費生活センターに相談して下さい。

 

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